両親が離婚した子どもが経験したこと、感じたこと

15,000人の離婚問題解決法

両親が離婚したとき、

その子どもが経験したこと、感じたことを書いてみます。

 

 

◆経験したこと

私の家族は母です。同居しています。

父は、いまどうしているか知りません。

私が20歳になったときに両親が離婚して、それ以来会っていません。

 

私が記憶しているころからずっと、夫婦喧嘩が絶えませんでした。

父はギャンブルにのめりこみ借金を作り、

そしてお酒に弱く、酔うと母に暴力をふるうのでした。

 

共働きで母が家計を支えていました。

まあ、よくある話です。

母は子どもである私がいるために、耐えていたと思います。

 

父の暴力が始まると、母は私の寝床に逃げ込んできます。

子どもの私には手を出さないからです。

 

でも、ある日私の布団に逃げ込んだ母を、父が追いかけてきて蹴とばしました。

私はそれまでの思いのたけを叫びました。

「パパとママは愛しあって結婚したんじゃないの!?」

父は何も言わずに子ども部屋から去っていきました。

 

いま思えば、もしかしたら、当時父の仕事がうまくいっていなかったのかもしれません。

それは決して免罪符にはなりませんけれども。

 

その後も、あまりに父の暴力がひどくなり、その様子に私自身も耐えられず、

私から母に「この家を出よう」と勧めました。

母は決心し、あらたな部屋を確保して、ある休日の昼下がりに、

最低限の荷物だけをいちばん小さなトラックで運び出し、家を出ました。

春先の、日差しがあたたかな日曜でした。

 

父は日曜は出かけていましたから、おそらく競馬場か、馬券売り場に行っていたのだと思います。

好きだったピアノも、本も、狭い子ども部屋の中心にドンとあり

勉強以外のことで利用していたほうが多かった勉強机も、持ち出せませんでした。

それは私が17歳のときでした。

父とは一切連絡を絶ち、新しい居場所も知らせず、当然母の収入のみで生活していました。

 

しばらくは居場所を知られるのを恐れて、転居の手続きも取りませんでしたから、

役所関係の手続きには困りました。

高校の先生に事情を話すと、奨学金を受けられるよう手配してくれました。

 

父方の祖母が面会を求めて高校に訪ねてきたときも、

私に会わせることはせずにかくまってくれました。

 

母子でつましい生活をしました。

将来は絶対大きな収入を得るようになるんだと、塾などは行かずに必死に勉強して、

なんとか国立大学に入りました。

授業料免除申請が通り、家庭教師とスナックのアルバイトを掛け持ちし、学生生活を送りました。

 

私が20歳になったとき、離婚を母に、正式に離婚を勧めました。

離婚届には、2名の証人の署名が必要です。

私も証人として署名しました。

親の離婚届に娘が証人として署名したのです。

 

母は父方の戸籍から抜けました。

母方の戸籍に戻らず、新しい戸籍を作り筆頭者となりました。

 

しかしその際、子どもである私は同時に父方の戸籍を抜けて母の戸籍に移ることができません。

私は母の戸籍に移りたかったので、自分が申立人となってその手続きをすることなります。

母は新しい戸籍を作る際、旧姓に戻さず、結婚後の姓を名乗ることにしました。

これは選択できるそうです。

私の姓が変わることを避けるために、そういう決断をしてくれました。

おかげで、私は何の不安もなく、戸籍を移すことにしました。

 

いまとなってはうろ覚えですが、その手続きでは、家庭裁判所に行き、

裁判所の職員(調査官?)の前で、自分の希望を述べなければなりませんでした。

15歳以上の場合は本人の意思確認が必要だったからです。

「両親が離婚しました。私は母の戸籍に移りたいんです。」

その一言だけを言うため、家庭裁判所へ向かいました。

 

 

◆ 感じたこと

いくつかの修羅場と手続きを経て母は父と決別しました。

経済的な厳しさはあったと思いますが、精神的なストレスがなくなりました。

狭いながらも楽しい我が家。

家族仲良く平穏な日々が過ごせるようになりました。

 

私も無事に大学を卒業して社会人となり、

少しは母に楽をさせてあげられるようにもなりました。

 

離婚して良かったと、母本人も感じていると思いますし、

勧めて本当によかったと、子どもの私自身も思います。

 

心が通じ合っていない両親を見ることは辛いことです。

それならば別れたほうがいい。

 

でも、同時に、結婚してもうまくいかないという事例を目の当たりにし、

結婚が絶対ではないということが、私の記憶に植え付けられてしまいました。

 

それは結婚に限りません。

恋人ができて、いまは大好きだったとしても、人の心というのは変わることがあるもの。

その思いを貫き通せないこともあるのだと知ってしまいました。

だから、自分も、結婚したとしてもうまくいかないのではないかと感じています。

 

この両親の血を引いている私です。

同じことになるのではないかという思いを打ち消すことができません。

結婚したとしても、その時の気持ちを持ち続けることに自信がありません。

 

「パパとママは愛しあって結婚したんじゃないの!?」と、

自分の子どもに言われてしまうようなことになりそうな気がしてしかたありません。

 

両親が離婚するなんていうことを、見たくなかった。経験したくなかった。

心に傷が残っているのです。無意識のうちに。

心の奥底で子どもは傷ついています。

その罪は重いと思います。

 

心にウソをついてまで一緒にいるのは不幸だから、その場合は離婚したほうがいいけれど、

離婚するくらいなら、結婚しないでほしい、というのが本音です。

軽はずみに結婚しないでほしい。

よほど覚悟を決めて結婚してほしいのです。

 

離婚して、自分たちはスッキリして、傷を癒やしたあとに前を向けばよいが、

子どもはそうはいかないのです。

自分も同じ轍を踏むのではないかという不安にさいなまれます。

 

結婚したいほど愛する人に出会えたとしても、途中で気持ちが変わらないとは断言できない。

それが怖くて人生の大切な一歩を踏み出せないでいるのです。

 

不幸にも離婚という選択をするしかなかった夫婦は、それはそれで仕方がないことです。

でも、子どもを無意識に傷つけていることを認識し、

最大限のフォローをしてほしいと思うのです。



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